粘土スケールとは

粘土を正確に計量する時に便利なツール。
色々な大きさの半球状の穴が空いており、そこに粘土を詰めてすり切ることで正確に計量することができます。
・同じ大きさの粘土をたくさん作りたいとき
・カラー粘土を混ぜ合わせて色を作るとき
このような場合に使用されます。
探すと手芸屋さんや100円ショップにも置いてあり、手軽に手に入れられます。
スケールの種類
調べてみると下記2種類が簡単に手に入りそうでした。
PADICO カラースケール
透明な素材で大きさの異なる穴が9個空いています。
小さいものからA、B、C、、、と記載があります。

PADICOさんのHPよりカラースケールの体積比率の目安表を引用します。
https://www.padico.co.jp/assets/pdf/color_scale.pdf
基本的には一番小さいスケールを基準として2倍ずつ増えていくようですね。非常に分かりやすい。
これはPADICO製のカラースケールの場合ですが、100円ショップのスケールの場合はどうなのでしょうか。。。
DAISO 粘土用スケール
パジコと比較すると穴が1つ多く10個空いていますが、番号等の記載はありません。

DAISOの粘土用スケールはHP等に比率についての記載はありませんでした。
ちょうどDAISOの粘土用スケールを持っているので実際に調べてみましょう!

各穴の比率(DAISO粘土スケール)
DAISOの粘土スケールを使って各穴の比率はどうなっているのか検証してみました。
一番小さい穴から「小 ① → ② → ③ → ④ → ⑤ → ⑥ → ⑦ → ⑧ → ⑨ → ⑩ 大」として検証しました。
粘土スケールの使い方
前提として粘土スケールの使い方ですが、量りたいサイズのスケールに粘土を詰め込んで、少し溢れるくらいまで入れます。その後、定規等で溢れた粘土を摺り切り、表面を平らにします。
これで粘土を決められた分量、量り取ることができます。

検証
パジコ製のスケールと似た作りになっているなら、各穴の大きさが2倍ずつ増えていくと予想されるので
穴① × 2 = 穴②
という大きさになるはずです。
まずは①に樹脂粘土を入れてみます。

これで①を2つ作ります。米粒くらいの大きさかな。

2つの粘土をしっかりとコネてから、②に入れる!

ちょっと余った。。。
私の摺り切り方が悪かったのか不明ですが、ちょこっと余りました。
気を取り直して、②を2つ作り③に入れる!

やっぱりちょこっと余る。
ここからは同じ流れで全部の写真を載せます。
③×2 ⇒ ④ (余りあり)

④×2 = ⑤ (ピッタリ!)

⑤×2 = ⑥ (余りあり)

⑥×2 = ⑦ (ちょい余り)

⑦×2 = ⑧ (足りない)

⑧×2 = ⑨ (ちょい余り)

⑨×2 = ⑩ (余りあり)

最後に⑩の余った粘土をスケールに詰め込んでみました!

①、④、⑥に収まっています。結構余りましたね。
分かったこと
私が持っているDAISOの粘土スケールでの結果
- 各穴の大きさが正確に2倍ずつ増えるわけではない
- 感覚的には1.8~1.9倍程度の間隔で増えていく
もちろんですが、公式に2倍ずつ増えますよという記載はないですし、同じ分量を計量するには十分使用できます。しかもこれで100円なので十分すぎるでしょう。
あと気づいた点として、粘土スケールの表面がマットになっているので詰め込んだ粘土がくっつきにくく、取り外しやすいかなと思いました。
最後に
現状、同じものを何個も作ったり、作品の比率変更はしていないので、粘土スケールのありがたみは感じていなかったのですが、今後は活用していきたいと思います。
また、検証していくのは楽しかったので他のテーマで今後も続けていけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。




コメント